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交通・移動

台湾ビギナー旅。桃園空港からの移動手段オススメは・・・!

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初めての台湾個人旅行。

ひとまずホテルに着けばちょっと安心できると思いませんか。

その前の最初の関門は入国審査。その次が台北市内(ホテル)への移動ですよね。

前回お伝えしたように台北市内に位置する松山空港からの移動は本当に楽ちん。

でも、松山空港を利用できるのは現在羽田発の一部の便のみ。

大多数は桃園空港発着なのです。

今回は桃園空港からの移動について考えてみたいと思います。

Contents

桃園空港はどこにある

桃園空港所在地は

桃園空港の正式名称は「桃園國際機場」。日本語のホームページには「台湾桃園国際空港」と表記されています。

公式ホームページに掲載されている住所は「桃園市大園區航站南路9號」。

そうなんです、桃園空港はその名の通り、台北市から西側に車で40分ほどのところにある桃園市に位置しています。


桃園市自体は日本人に馴染みの観光スポットではないので、通常、観光客はそのまま台北市内へ移動することになると思います。

発着ターミナルチェックをお忘れなく

現在、桃園空港には2つのターミナルがあります。

なお日本からの発着便は比較的新しい「第2ターミナル」発着が多くなっています。

ただし、LCCを中心にちょっと古い印象の(でも設備はわりとよい)改装されてピカピカでした。)第1ターミナル」利用の航空会社もありますのでご注意ください。

(第1ターミナル利用の航空会社:キャセイ、トランスアジア、ジェットスター、ピーチ、バニラエア、スクート ※2016年4月現在)

ご自分の便がどこから離発着なのかは、念のため調べておいたほうが移動がスムーズになります。

基本的に発着ターミナルはチケットに書いていますので確認してみてください。

桃園空港からの移動手段

タクシーを利用する

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空港からの一番楽ちんな移動方法がタクシー利用であるのは言うまでもありませんね。

・ホテルの入口まで送り届けてもらえる。

・バスで降りるべきバス停を間違えないかとハラハラ緊張しなくていい。

・周りに気を使わなくていい。

・バスのように相席になることはない。

・ハイヤーと違って待ち合わせたりする必要が無い

以上のようなメリットがあるかと思います。

子連れの場合、同行者にご年配の方がいらっしゃる場合などはやはりタクシー利用がオススメかと思います。

デメリットはお値段。

桃園空港からのタクシー料金は「メーター+メーター表示の5割+高速代金」。

「メーター表示の5割」は空港から乗車する場合の特別料金。

それでも日本に比べるとお安いですが、バスに比べるとだいぶお高くなるのがちょっと難点ですね。

ひとりでタクシー利用だとバスのおよそ10倍…。

(市内から桃園空港の場合はかかりません。その場合費用は900~1200元程度)

所要時間は45分~1時間程度。

料金は桃園空港から台北市内ですと1200~1500元(約4,320~5,400円)程度となります。

※渋滞していると時間も料金もそれ以上かかることもあります。

あとは、たまにとんでもなくスピードを出す運転手がいることもデメリットかもしれません。

ホテル名・住所を中国語で見せる

ちなみに桃園空港の正規のタクシーは桃園の地元のタクシー会社です。

そのため運転手さん、台北のマイナーホテルは名前だけではわからないこともあります。

メジャーじゃないかも、と思われるホテルにお泊まりの方は、ホテルの住所も合わせて伝える(見せる)のがおすすめです。

あと、紙にちょっと大きめに書くことをお薦めします。なんなら運転手さんに渡してあげましょう。

(実体験:私たちはホテルの名前だけ伝えて道を間違われたことがあります。)

タクシー乗り場への道

・第1ターミナル到着の場合は、税関などを抜けて1階ロビーにでた左手の突き当たり側の建物の外に計程車(タクシー)乗り場があります。

・第2ターミナルなら、税関などを抜けて1階ロビーにでたらとにかく左手にすすみ角を曲がります。

 しばらく進むと計程車の表示がありますので建物の外に出ればOK。

いずれも簡易なカウンターに人がいるので、声をかければタクシーまで案内してくれます。

行き先も聞かれます。ホテル名を伝えるかもしく中国語のホテル名を見せるとスムーズです。

高速バス(リムジンバス)を利用する

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次の選択肢は高速バス(リムジンバス)。

中国語では「客運巴士」と表記されます。

バス利用のメリットはとにかく安いこと

会社によって多少差はありますが1名あたり125元~140元(約450円~520円)程度で市内に入ることができます。

デメリットは

・出発の時間が決まっていること

・座れないことはないが相席になることがあること

・お客がいすぎると乗れなくて次のバスを待つことがある

・ホテルの近くには着けない可能性があること(再度移動が必要かも)

・自分で降車ボタンを押さなければ止まらない(場所か停留所名をしっかり見ておく必要がある)

などでしょうか。

あとは荷物スペースが車体横についていて、その分座席が高い構造になっているので、子どもやお年寄りと一緒だと登り降りがちょっと大変かもしれません。

運行間隔ですが大体の会社が15~30分おきくらいに運行しているイメージなので、待ちくたびれるということはないでしょう。

どのバス会社がいいか?

台北市内へのリムジンバスは下記の4社が運行しています。

國光客運・長榮巴士・大有巴士・ 建明客運(飛狗バス)

それぞれ通る道筋や終点が微妙に違います。

市内に入ると色んな所で人を降ろしながら、最終目的地に向かいます。

使っている車体が新しいとか古いとか、安いとかバス会社を選ぶ要素はいろいろあると思います。

が、やっぱり一番いいのは目的地(ホテル)の近くを通るバスに乗ることではないでしょうか?

もしくは交通の便がいいところで降りれるバスを選ぶのがおすすめ。

なのでやっぱり宿泊ホテルの位置やMRT(地下鉄)最寄り駅までの距離を把握しておいたほうが良いと思います。

各社の主要な立ち寄り先は次回まとめます。

そして、迷ったら台北駅につく國光の台北駅行きバスに乗るのがオススメです。

國光号の台北駅行きならば終点で降りればいいですし、そこからゆっくり移動できるので「知らないところで投げ出されて不安でパニック」という事態は避けることができます。

カウンターでは、目的地と人数を伝えればチケットは買えます。

英語でもOK。おそらく簡単な日本語も理解してくれると思います。

目的の降り場と人数をメモ書きして見せれば間違いはまずないでしょう。

バス乗り場はどこにある?

さて、バスのりばですが第1ターミナルと第2ターミナルでちょっと位置が違います。

第1ターミナルは荷物をとって、税関をくぐり抜け入国エリアに出たら地下1階を目指してください。中央にチケット販売のカウンターがあります。

第2ターミナルは入国エリアに出た後、右(東)側へ。突き当りをまた右折。ずず~っと歩いて行くと、左手に各社のカウンターと待合室があります。

※第2ターミナル利用の方は写真付きでバスのりばまでの道のりをご紹介しています。台湾ビギナー。桃園空港からバスで台北市内へ!迷ったら國光1819!

 

空港MRT +新幹線

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台北以外の都市(西側)も新幹線で旅するよ!という人におすすめなのがこの方法。

新幹線駅までの空港MRTと3日間の新幹線周遊チケット「高鐵3日劵(Taiwan high speed rail pass)」の組み合わせ。

ちょっと遠くまで新幹線に乗るなら断然お得な3日間周遊パス。

大人用ズバリ2,400元(約8,880円/2015年10月29日計算時)

高雄や台南なら1往復で元が取れてしまいます。

周遊パスについて詳しくはこちら

日本国内で事前購入も可能。もちろん現地でもOK。

(どちらにしてもカウンターでの手続き後の使用となります)

桃園空港駅ターミナル2もしくはターミナル1(機場第2航廈站もしくは機場第1航廈站)から高鐵桃園站(新幹線桃園駅)までは35元で行けるようです。

到着後、駅カウンターでパスを引き換え、有効期限を書いてもらい新幹線にのり、台北で降りたらMRTを使って目的地に移動ORタクシーでの移動という手順です。

(※桃園空港から高鐵桃園駅までタクシーになるという手段もあります。お値段は400~500元程度です)

 

2017年ようやく開通!!MRT空港線にのる

「とっても便利!!MRT空港線で台北駅まで一本でいけちゃいます!」と言いたいところですが・・・。

トラブルが相次いでいるようで2016年4月現在、未開通となっております。2017年、ようやく開通!便利な足ができました!!【2017年4月29日追記】

残念。

空港から直接地下鉄(多分地下は一部ですが)に乗れたら便利ですよね。

実際乗ってみましたが、かなり快適。迷子にもならないし、不安を感じることも少なさそう。

ただし、台北駅についてから、台北のMRTにたどりつくまで割と歩く印象。

乗り換えて、その場所からまた歩く・・・ということを考えるとホテルの場所によってはバスで目的地の近くで降りるほうが便利だったりします。

でも帰りはMRT空港線にのるほうが交通渋滞などにも巻き込まれず時間も確実だからいいかも。

どちらにしても「台北までいく」という意味ではビギナーには嬉しい交通手段が登場したのは間違いありません!

早く出来上がっておくれ~。

 

お迎え(ハイヤーなど)

少人数の場合あまりメリットがない気がしますが、タクシー1台では全員乗れない時に大型車をお願いしたりできるのはありがたいと思います。

また、タクシーの運転手はしたたか飛ばす人も多いのですが、ハイヤーだと比較的それが少ない様子。

お値段的にはタクシー利用とあまり変わりません。(4名のりで1400元)

安心したい方、お客様と一緒でおもてなし感を出したい、などタクシーではないしっかりとした車を利用したい方はハイヤー利用も選択肢に入れると良いでしょう。

下記は日本語での事前予約が可能です。

VELTRA桃園空港ハイヤー予約(日本語)

ホテルでもハイヤーでのお迎えサービス(有料)を行っているところもあるようですよ。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

桃園空港から台北市内への移動は旅の構成メンバー、旅の予算、観光を予定する地域のひろさによってオススメする交通手段が異なります。

利便性重視・子連れ・お年寄り連れ・お客様連れの場合はタクシーもしくはハイヤーが気楽。

・バスなら安く台北入りできるので学生さんや、節約するところは節約!という堅実派さんにオススメ。

・新幹線利用の予定が多くあるなら思い切って最初からMRT桃園空港線+新幹線。

・とにかく空港から楽に台北まで移動するならMRT桃園空港線。

ご自身に合わせてより良い移動手段を選んで旅を楽しいものにしてくださいね。

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