長澤まさみさんが中国語のセリフにご自身で挑んだ台湾ドラマ「ショコラ」。
昨日お伝えしたように猛勉強の成果を見事に発揮して、台湾の人にも聞き取れる高いレベルに達していました。
原作がマンガなので当たり前なのですが、ちょっと現実離れした設定ですね。
さらにマンガの舞台は日本なので、台湾版を作成するにあたり登場人物の名前を台湾風にしたり、
設定を変えたりなどという細かい変更はあります。
今回は気になるそのドラマの内容についてご紹介。
ついでに日本のドラマと台湾のドラマとちょっとちがうな~と思ったことろを中心にまとめてみたいと思います。
Contents
台湾ドラマ「ショコラ」のあらすじ
5年半の刑期を終え、ついに出所した極道の兄貴分是吾(シーウー)。
子分たちに手厚く出迎えられると思いきや人の気配すらなく、訝しげに事務所へ戻った是吾は仰天!
そこはなんと組長松奇(ソンチー)が営むケーキ店になっていたのだ。松奇は最愛の瑪亜(マヤ)の死をきっかけに血連組を解散、瑪亜の夢だったケーキ店を始めたという。
さらには、瑪亜にそっくりな千恵と名乗る少女が突然、家に押しかけてきた。「一緒に暮らしてあげる!」。
困惑する是吾をよそに、張りきる松奇と子分たち、そして千恵がひとつ屋根の下!? 大混乱の共同生活が始まった!
ショコラ公式サイトより引用
上記の説明だとちょっと物足りないのでもう少し追加説明。
ヒロインの千恵は日本の大会社の社長令嬢。
千恵の母親マヤは千恵が幼いころ家族を残し、台湾のヤクザの親分・松奇のもとへ。
千恵はそれっきり、母親と再会することはありませんでした。
そんな中、千恵の父が経営する会社が倒産。千恵は父親が台湾に持っていた別荘に身を隠します。(父親も台湾に逃げてきている模様)
父とともに狙われる千恵。隠れていた別荘にも追手の手が・・・。
身を隠すためにマヤの恋人であった松奇のもとを訪れたわけです。
ヤクザの本拠地だったはずの松奇宅、訪れてみるとマヤという名前のケーキ屋に。
松奇は最愛のマヤの死をきっかけに組織を解散。マヤの夢だったケーキ屋を開いていたのです。
千恵は松奇やその元子分たちに一通り悪態をついた後「一緒に暮らしてあげる!」と宣言。
こうして奇妙な同居生活が始まるわけです。
と物語は展開していくようです。
ショコラをみての感想~台湾ドラマの特徴
まだまだ見始めたばかりの「ショコラ」ですが、やはり感じるのは日本や韓国ドラマとの違い。
日本人の長澤まさみさんがヒロインのせいか、違いが際立って感じられます。
それは台湾ドラマは「コミカル好き」「説明好き」「ラブコメ好き」「直接的なセリフ」「演技での表情が豊か」な部分。
ドラマの設定は人気マンガが原作だけあってベタといえばベタですが面白いですし、思わず見入ってしまいます。
でも、客観的に見るとやはり日本のドラマより全体的に笑いの要素が強い気がします。
日本人的には「ここまでコミカルにする必要があるのか?」「ちょっと大げさじゃないの?」と感じてしまうのですが、台湾のひとにはこれが良いんでしょうね。
台湾の人たちの明るくて楽しくて、裏表のない人懐っこさが台湾ドラマにも現れている気がします。
また、日本のドラマが前後のつながりや情感から説明を省いて推察してもらう事が多いのに対し、台湾はサービス精神旺盛。
「ショコラ」で言うと刑務所から出所したヒーロー役是吾が道に置かれたケーキを見つけ、マヤが事故に遭遇したところだと気づいた後、
「それにしても、なんでこんなボロっちいケーキを供えてるんだ?」みたいなモノローグが入ります。(言われなければケーキがボロっちいとは気が付かないレベル)
これは、松奇が手作りしたケーキで、それを供えている。
そして松奇がケーキ屋を開店しているという設定を説明するための伏線だと思われます。
親切なひとが多い台湾だからこその、ちょっと丁寧すぎる配慮なのでしょうか。
さらに、なるほどなーと思ったのは長澤まさみさん演じる千恵のキャラクター。
感情の起伏が大きく、よく怒り、よく笑います。
日本語のセリフも日本のドラマに比べるとなんとなく直接的。
日本のドラマではここまで終始感情を出すということはないと思います。
台湾の視聴者にあわせて台本が書かれているからなんでしょうね。
違いばかりを並べ立ててしまいましたが、ちょっと非現実的な設定でもやっぱり見入ってしまいます。
ちょっと違和感を感じつつも、面白い。ついつい先を見てしまうので要注意。
これが長澤さんとイケメンヒーローのラン・ジェロンの力なんでしょうか。
ちなみに検索しているとGYAO!ストアで第一話無料配信をしていました。
もちろんちゃんと日本語字幕付きです。
長澤さんの活躍が気になる方は是非一度チェックしてみてくださいね。