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中国語

クスッと笑える中国語(3)台湾の乗り物編

更新日:

本日は、クスッと笑える中国語の第3回。
わかるようでわからない!?中国語の世界をお楽しみくださーい。

Contents

乗り物もおもしろい中国語の宝庫!

基本の乗り物

汽車(ちー・ちゃー)

簡単!汽車は汽車でしょ!と思った方。残念ながらハズレです。

台湾では「汽車」の意味が日本と異なっていて「自動車」という意味になります。

漢字は同じでも意味が異なる中国語もあるんですよ~。なので油断できません。

 

摩托車/機車(もー・とうぉ・ちゃー/じー・ちゃー)

感の良い方は英語変換でわかっちゃうかもしれません。

「もー・とぅお」を英語変換してみてください。・・・なんとなくモーターな感じがしませんか?

モーター・車=モーターサイクルということで答えは「オートバイ」でした。

台湾ではオートバイのことを「機車(じー・ちゃー)」という言い方をすることも多いのですが、この機車、若者言葉で使用されることもあります。

よく聞くのが「他很機車耶(彼ってホントに『機車』だよ~」という使われ方。どんな意味だと思いますか??

使われる場面にもよるのですがうざったい、空気が読めない、転じて人をイライラさせる、などの意味があるんですよ。

なぜオートバイが「うざったい」「空気を読めない」という意味で使われるのか、それは機車の「機(じー)」と似た発音の別の漢字を言い換えたためだとされています。

ちょっとシモネタになってしまうので、これ以上は控えます。笑

 

公共の乗物

公共汽車/公車(ごん・ごん・ちー・ちゃー/ごん・ちゃー)

公共の自動車!ってことは「公用車!?」いえいえ、違います。きっとみなさんも町中で乗ったりすることがあるはずです。

ちなみに、台湾では手を挙げないとスルーして、いってしまうますのでご注意ください。

台北の一部車両では、クリスマス前後は車内がクリスマス風の飾りで飾り付けられ運転手さんはサンタさんの格好をしていたりします。

台湾のフリーダムさが感じられます。

答えは公共の乗り物の代表格「路線バス」でした!

なお、「バス」にはいろんな言い方があり、観光バスは「遊覽車(よう・らん・ちゃー)」、リムジンバスは「利木津巴士(りー・むー・じん・ばー・しー)」、シャトルバスは「 接駁車(じえ・ぼー・ちゃー)」など覚えるのが大変です。笑

台北でいつも面白いな、と感じていたこと、それは「バスの時刻表がない」こと。

「ラッシュアワーの時間は5分~7分おきに発車。ラッシュアワーじゃないときは15分に一回。始発は◯時、最終は◯時発車」などとの表記なんですよ。

まあ、台北のバスはひっきりなしに来るのでこれくらいの書き方じゃないとやってられなーいということなんでしょうね。笑

※台湾の友人が、今は時刻表アプリがあることを教えてくれました。おおらかな時代は終わった、ということでしょうか。(2015年9月7日追記)

 

計程車/小黃(じー・ちぇん・ちゃー/しゃお・ふぁん)

これは簡単かもしれませんね。道「程」を「計」る車といえば?

ニューヨークあたりでは黄色が主流な車といえば?

そうです。正解は「タクシー」!!

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別名としてあげた小黃(しゃお・ふぁん)は、台湾でのタクシーの愛称です。

「小(しゃお)」にはちいさいという意味以外に「~ちゃん」のような意味で使われることがあるんですよ。

台湾のタクシーは黄色いので「黄色ちゃん」という意味合いですかね。

ちなみに中国ではタクシーは「出租汽車(ちゅー・ずー・ちー・ちゃー)」というそうですが、この言い方、台湾では一般的ではありません。

おそらくこの言い方をすると「この人レンタカー借りたいのかな?」と思われるでしょう。

レンタカーは台湾では「租車(ずー・ちゃー)」というのが一般的です。

 

司機(すー・じー)

こちらは乗り物ではありませんが、乗り物とは切っても切り離せない人です。

おそらく機械を司るという意味でこの呼び方なのではないかと思っております。

答えは「運転手」さんでした。

ちなみに中国語ではなく台湾語(台湾で使用される方言)ですが、「運ちゃん」はそのまま通じるようです。

どうしてかというと、日本統治時代に影響を受けて台湾で使用されるようになり、現在でも使用されているから。

こういった言葉は他にもあります。ちょっと複雑な気分!?

 

火車(ふぅおー・ちゃー)

火の車だなんて物騒ですね。「家計が火の車だ」などという言い方があるので、あんまりよい乗り物ではないのかもと思ってしまう方も多いかもしれません。

いえいえ、心配ご無用です。こちらも皆さんが移動するときに欠かせない乗り物の一つ。私も会社員時代はほぼ毎日これに乗ってました。

というわけで答えは「鉄道」「列車」

今回改めてなぜ火車と書くのか調べてみたところ、以前は蒸気機関車が主力で、石炭をくべて火を絶やさずにいたことから「火車」と呼ばれるようになったようです。

実は、「火車」という言い方、台北にいた頃あまり聞きませんでした。

もちろん「火車」でも通じますが、どちらかというと鉄道は台湾鉄道の略語「台鐵(たい・てぃえ)」と言われることが多いかも。

ちなみに新幹線は「髙鐵(がお・てぃえ)」、地下鉄(MRT)は「捷運(じえ・ゆん)」と直接呼ぶのが一般的だったように思います。

電車1

ちなみに台北では以前バスに時刻表がなかったのと同じく、地下鉄(MRT)も最近まで時刻表がありませんでした。(正確には「公開されていませんでした」)

公開は確か今年の7月。最初の路線開通が1996年とのことなので19年時刻表なしでやってきたんですね。ある意味スゴイ。

台湾にいた頃、なぜ時刻表がないのか台湾の人に聞いたことがあります。

答えは「遅れたときに(クレームが入るのが)困るからじゃないの?」「すぐ来るからあってもなくても困らないからじゃないの」「えー日本って時刻表あるんだ!へー」というものでした。笑

こういう台湾のおおらかなところが好きなんですよね。笑

このシリーズ、また書きたいと思います。

 

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