1歳2ヶ月になった娘を連れて天王寺動物園に行ってまいりました。
開園100週年を迎えた天王寺動物園。集客のためにいろんな工夫を行っているようです。
それが功を奏しているのかわかりませんが、台湾のひとも結構いらっしゃって中国語が飛び交っておりました。
というわけで、本日は動物の名前でクスッと笑える中国語をお送りします!
Contents
紅鶴(ホン・フゥ)
動物園の最初のゾーンで見かけることが多い気がします。ビジュアルが鮮やかで気分が上がるからでしょうか?
実は和名も中国語と同じく「紅鶴」だそうですが、実はツル科ではないそうです。
片足で立っているのが特徴なあの鳥といえば・・・?
そうです。正解はフラミンゴ。片足で立っているのは水辺で体温を保つためなんだそうです。
豬(ジュー)
見たことのある漢字ですよね。コレは簡単!と思った方、こちらの動物イノシシではありませんよ~。
中国語でイノシシは「山豬」といいます。そして上の「豬」は「家豬」と言われることもあります。
ここまで言ってしまえばおわかりですね。正解は「ブタ」さんでした。
実は私台湾に留学した当初、スーパーなどで最初に「豬肉」という表記を見たときは、台湾ってイノシシ肉が普通に売られてるのか~と思っていました。
割と早くに豚だと気がつきましたが、「台湾ってイノシシ肉ばっかり食べてるみたいよー」なんて誰かに言わなくて良かったです。笑
(ただし、日本に比べるとわりと「イノシシ肉」との遭遇率も高い気がします)
狗(ゴウ)
この動物は簡単ですね。日本にもある漢字ですよね。日本で一番多いペットではないでしょうか。
正解は・・・イヌです。
ちなみにイヌと呼ぶとちょっと硬い感じに聞こえるのは中国語も同じ。
そのため一般的には、愛称や小さいものを愛でる意味でつける「小(シャオ)」を前につけて「小狗(シャオ・ゴウ)」と呼ぶことが多いです。
ではネコは?
こちらも漢字はほぼ日本語といっしょで「貓(マオ)」。猫ちゃんなどの愛称としては「貓咪(マオミー)」と呼ばれることが多いです。
「咪(ミー)」はネコの鳴き声に使われる擬音語です。ネコに関しては「小貓」よりも「貓咪」と呼ぶ機会のほうが多い気がします。
斑馬(バン・マー)
こちらはちょっと難しいでしょうか?斑馬の「斑」は日本語でまだら、ぶちなどの意味があります。まだらのある馬・・・。
何となくわかるような、わからないような・・・。
台湾では見た目が似ていることから、横断歩道のことを「斑馬線(バン・マー・シェン」と呼びます。
横断歩道のような馬といえば・・・
これで答えは出ましたね。正解は「シマウマ」でした!
シマウマさん、実はどちらかと言うと馬よりロバに近いんだそうです。しかも、毛を刈ると皮膚の色はグレーなのだとか。
すみません、てっきり毛を刈っても地肌も白黒なんだと思ってました。
長頸鹿(チャン・ジン・ルー)
動物園の人気者。草食動物の中では一、二を争う人気ぶりではないでしょうか。
個性的なルックス。つぶらな瞳。そして人間と同じ数しかない首の骨!!
伝説上の生き物と同じ名前の動物です。世界で一番背の高い生き物。
長い首の鹿・・・シカ科ではないようですが、長い首といえばこの動物しかいませんよね。
正解は「キリン」でした。
袋鼠(ダイ・シュー)
「わかるようでわからない」の代表格かもしれませんね。だんだん難しくなっていきますよ。
袋・ネズミと書きますが「フクロネズミ」ではありません。
でも顔は似ているかな?
カワイイルックスとは裏腹に結構凶暴なことで知られていて、袋を持つ有袋類。
ネズミには見えないと思うのですが・・・。
正解は「カンガルー」です。
なおカンガルーとワラビーの違いは大きさだそうです。小さいとワラビー、大きいとカンガルー。
イルカとクジラ、ハマチとブリみたいなわけかたですね。
猩猩(シン・シン)
日本読みだと「しょうじょう」。日本では架空の生き物だそうです。
私たちも知っている「しょうじょう」が出てくる身近な作品は「もののけ姫」。
破壊を繰り返す人間に対して強い憎しみを抱いている、目の赤い猿のような生き物を覚えていますか?
あの生き物が「しょうじょう」と呼ばれていました。
中国語では類人猿に対して「猩猩」が使用されています。
さて、ここまでヒントがあればあとは簡単ですね。
人猿(紅毛猩猩) 赤毛の類人猿といえばーーーオランウータン!オランウータンが「森の人」を意味するだけあってか中国語でも名称に「人」が含まれます。
黑猩猩 見た目が黒いことからこの名称なのでしょう。この動物は人に一番近いとされる類人猿ーーーチンパンジー、です。
大猩猩(金剛猩猩) チンパンジーやオランウータンに対して、大きな類人猿といえばーーーゴリラ、ですね。
熊貓/大貓熊(ションマオ/ダー・マオ・ション)
動物園の人気者ランキング上位といえばこのかた。残念ながら昨日行った天王寺動物園にはおりません。
台北市立動物園には中国との関係が密になってきたことを受けて??、わりと最近やってきました。
この問題、結構難問だと思うのですが、割りと話題になるので知っている方も多いかもしれませんね。
全世界のこの動物は中国からのレンタルで、レンタル料も支払いっています。
そして関係が良くないと貸出ししてくれなかったりするので、友好関係を計るバロメーターともいえるかと思います。
正解は、白と黒のコントラストが愛らしい「ジャイアントパンダ」です。
猫熊・熊猫どちらの表記もありますが、正しいのは猫熊のほうらしいです。
なお、大とつくからには対する「小猫熊」もおります。
ジャイアントパンダ以外にパンダの名を冠しているのはそう、「レッサーパンダ」。
発見は「レッサーパンダ」のほうが早く、その後ジャイアントパンダが発見され、レッサーパンダと近い種だとわかり「ジャイアントパンダ」と呼ばれるようになったとのこと。
「猫熊」は元はレッサーパンダに対して使用されていた名称とのこと。言われてみれば、猫っぽい?かもしれませんね。
無尾熊(ウー・ウェイ・ション)
最後はパンダと人気を取り合うカワイイ人気者。
これは結構な難問かもしれませんね。熊とついていますが、クマ科でもありません・・・。
食にこだわりあり。鋭い爪の持ち主で、一日のほとんどを木の上で過ごすという特徴があります。
出身はカンガルーと同じくオーストラリア。また、カンガルーと同じく有袋類。
しっぽがないとは知りませんでした!
ここまで言えばおわかりですね。
新鮮なユーカリしか食べないこだわりの持ち主といえば「コアラ」!
猫、獅子、象、狼、白熊など日本語と同じ名前の動物が多いとおもいきや、意外に日本語と中国語で漢字が違う動物も多いんですよ。
中国語に興味にある方は、次回動物園にお出かけの際はぜひ中国語のパンフレットも手にとってみてください。
なかなか面白い発見があると思いますよ~。
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