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漢字だけどかわいい♡ダブルハピネス
ダブルハピネスってご存じですか?
「囍」
こちらの文字です↑↑。
通称ダブルハピネス。中国語では「喜」と同じシー・とか喜ぶが2つなので雙喜(シュワン・シー)などと発音されます。
字をご覧いただいただけでもなんとなく想像がつくかもしれませんが、この「囍」は大変おめでたい・喜ばしい意味で使用されます。
ダブルハピネスの由来について
そもそもダブルハピネスって何でおめでたいんだろう。どうして使われるようになったんだろうと検索してみました。
すると、中国の歴史上の政治家・思想家王安石にまつわる逸話にたどり着きました。
以下、ウィキペディアを私風に翻譯してみました~。
王安石が科挙(この時代の官僚登用試験・非常に難しくて合格したら出世街道まっしぐら)を受けに行く途中のことでした。
街のあるところに「馬」さんの家がありました。
馬さんの家の前には、なぞかけのように「走馬燈,燈馬走,燈熄馬停步」という文字が貼りだされていたそうです。
上の句部分が貼りだされていて、下の句を答えるようになぞかけになっていたのですね。
王安石は「まだちょっとわからないな~なんだろな~」と思いながら科挙の試験に出向いたそうです。
試験が終わって退出しようとしたところ、突然「飛虎旗,旗虎飛,旗捲虎藏身」の上の句を答えよと試験官からの謎かけ。
ピーンとひらめいた王安石。
この答えは!!科挙の試験の道すがら見た上の句だ!
その対句であることに気が付きます。
即座に完璧な答えを出した王安石。(試験の結果はもう決まりですね!)
その後、街に戻り、馬さんの家に行き、今度は下の句を答えます。
これに喜んだ馬さんが、娘を嫁がせることにしました。
なんと、喜ばしいおめでたいことが2つも重なった!!ということで喜と喜をかさねた「囍」を使いはじめたんだそうです。
めでたしめでたし。おしまい。
~~
ラッキーで科挙の試験官からの好評価とお嫁さんをいただいちゃった王安石さん。
よっぽど「囍」であったことは想像に固くありません。羨ましい。
(日頃の行いが良かったんでしょうね)
ということで、そのおめでたさとサクセスフルなパワーがあふれている文字、それがダブルハピネス・「囍」なんですね。
いろんなところにダブルハピネス
ダブルハピネスはウェディング関連で使われることが多い、と先ほどもちょっとおつたえしました。
台湾を始めとして中華圏でウェディングといえば「赤」おめでたいことといえば「赤」。
そのためダブルハピネスも「赤」文字で使われることが多いです。
こちらは街で見かけたダブルハピネス。
台北のウェディングストリート民権西路と中山北路のあたりにあります。
結婚前からおめでたさが漂ってますね♪
こちらは最近夫がおみやげに買ってきてくれた活版印刷?用のダブルハピネス。
文字の中にお花モチーフがデザインされていて相当かわいいのです。
これからネットショップの何かに使おうと思っています。(「何か」は未定。笑)
ちなみに一番最初のダブルハピネスは、真ん中に紙などを挟めるマグネット式。
あとは鍋敷きなんかも見かけました!
ダブルハピネスをよく見かけるのは結婚式の関連用品。
でも、それ以外にも街なかのいろんなところにダブルハピネスが隠れています。
四つ葉のクローバー的に、ダブルハピネス、ぜひ探してみてくださいね。
シールなどもあるので、おまじない的にノートや文具に貼ってみるのもおすすめです。
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