「台湾に7年住んでました。」と自己紹介するとよく聞かれる質問。
「台湾に行ってみたいんですけど海外初めてなんです。治安とかってどうなんですか?」
ということで、今日は台湾歴15年、台湾在住歴7年だったわたし(女性・在住時20代)の思う台湾・特に台北の治安についてまとめます。
Contents
治安の良さは基本的には日本と同じです。でもね。
台湾で危ない思いをしたこと
実は台湾に住んでいる7年間の間、「自分の行動のせいで危ない目にあった」ことは一度もありません。
不可抗力で危険を感じたのは下記くらいでしょうか。
①目の前で屋台おばちゃんが使っていたプロパンガス本体に火が燃え移り、目の前で大型ガスバーナー化した!
②完全に青信号で横断歩道を渡っているのに車にひかれかけた(数回)
①については注意しようがないのでついてなかった、で済ませます。
②の車優先交通事情については、日本からの観光客のみなさまは注意が必要です。
歩道でも油断できない台北の交通事情
台湾に慣れっこになると身に沁みついて、無意識レベルで注意できるようになるのですが(でもひかれかける笑)、車とバイクには本当に注意が必要です。
私の友人男性は自転車で2回ほど車やバイクにひかれています。(周りでひかれたことがあるのは彼だけですが。)
青信号でも注意。台湾は車優先な社会です。
「歩行者がいるから曲がるのを待とう」なんて車は、まずいないでしょう。
困ったな~と思ったら、地元の人が渡るタイミングに合わせて渡るのがオススメです。
そして、道路を渡る時だけでなく、歩道でも注意。
台湾では歩道にバイクを停めることがよくあるのですが(歩道に駐輪場のように何十台もバイクが止まっているとういこともザラ)、
停める前、バイクを出すとき、歩道をバイクで駆け抜けていくのが一般的なのです!
もちろんスピードは遅めですが、なかにはヒヤッとする危ない運転をする人がいるのも事実です。
さらに、ひいてもちょっとかすったくらいなら「よそ見してたお前も悪い」と済ませるドライバーもいます。
しつこいですが台湾では都会・田舎にかかわらず車・バイクには気をつけてください。
林森北路 昼と夜で変わる景色
歌舞伎町みたいなところに住んでいました
台湾で仕事をしていたとき、前半住んでいたのはアンバサダーホテルの裏あたり。
中山北路というオシャレブランドショップが立ち並ぶ道路と、林森北路という飲み屋街の間に位置するマンションでした。
林森北路は台湾一の繁華街。行ったことないけど多分歌舞伎町のようなところ。
仕事場への利便性とセキュリティを重視した結果だったのですが、ちょっと驚きの出来事が(笑)
夜になると、林森北路側が夜のお店の看板や呼びこみのお兄さんが大量発生!
ちょっとギラギラした雰囲気が変わります。
じつは宿泊した優美飯店(ホテル)の近くも深夜は同様に様変わり。
これは苦手な人は苦手かもしれません。
そういうところが嫌だと感じる方は林森北路に位置するホテルは避けるとよいでしょう。
女性だからか?危ないと感じたことは無し
ただし、こちらの夜のお店たち。
メインのターゲットは台湾人男性のようで、日本人の女性(に見えていなかったかもしれませんが)に感心を持つ人などいませんでした。
(日本人男性がメインの客層のお店は林森北路の中でも、もう少し南側にあります)
かえって人がいて明るくて、暗い夜道を歩くよりは安全?と感じるほど。
もちろん、酔っぱらいがいたりするので注意は必要です。
ギラギラはお子さんに見せたくない~という方は避けるほうがいいでしょう。
まとめると、私個人はいわゆる台湾一の繁華街でも危険を感じたことはない、ということです。
(もちろん不要に騒いだり、大声で日本語で話したりなど目立つことはしてはいけないと思います)
但し、男性には変な世話するおばちゃんとかが近づいてきたりします。
いろんな意味でご注意ください。
人情味が魅力な台湾ですが・・・注意すべきもやはり「人」。
タクシーに気をつけて!
「タクシーに気をつけて!」
これは台湾の友人・知人の受け売りです。
・夜一人でタクシーに乗ってはいけない
・夜タクシーに乗る時は、コンビニやお店で車を呼んでもらうこと(配車記録が残るそうです)
・タクシー運転手に個人情報をしゃべったり、親しくしすぎてはいけない
たくさんの人に同じことを言われました。
もちろん、個人的には親切で気のいい運転手さんが圧倒的に多いと思っていますよ。
タクシーがびっくりするほど多くてすごく便利な台湾ですが、その分いろんな人がいるということだと思います。
実は、友人の女の子が留学中夜間タクシーを利用し危ない目に遭いかけたことも・・・。
旅先で気軽にコミュニケーションが取れるし、便利で旅行者の強い味方のタクシー。
でも、現地の台湾の人たちが「夜間のタクシーに注意」というのですから用心に越したことはないでしょう。
トラブルを避けるためには、下記を心がけましょう。
・車体のキレイなタクシーを選ぶ
・運転手が制服を着ているタクシーを選ぶ
これも台湾の人たちや日本人の先輩たちからの受け売りです。
綺麗な車体=意識が高い。制服=しっかりした組織に所属している。という考え方ですね。
日本であたりまえのことを当たり前に守る
人情味が魅力の台湾。人の優しさには私も常々助けられていました。
フレンドリーに話しかけてきてくれる人もいますし、道案内をかって出てくれる人も。
ありがたいですよね。そんな旅先の交流は旅の醍醐味でもあります。
でも、そんな旅先だから、しかも治安の良い台湾だからと普段より油断することがないようにしましょう。
例えば、夜知らないところ、暗いところ、人気のないところを一人歩きすること。
初めてあった人や旅で知り合った人に気軽について行ってしまうこと。
日本ではしないことなのに、台湾だから、旅先だからと気が大きくなる、または逆に不安から流されてしまうと危険が近づいてくることもあります。
日本での「あたりまえ」を忘れないようにしましょう。
結論・海外、外国人であるという意識を忘れずに!
地下鉄で寝てた私
いろいろお話してきましたが、海外・台湾の地下鉄や新幹線や鉄道なんかで眠りこけていた私。
夜、一人で流しのタクシーに乗っていた私。
よく危ない目に合わなかったな~と思います。笑
(台湾人にしか見えなかったという説もありますが・・・)
ダメですよ。ホントに。油断しすぎです。
「日本人はお金がある」ってそこはかとなく思われてますし、日本人女性は軽い、すぐ落とせるって思っている台湾の人もいますからね。
外国人は目立つことを忘れない
台湾、とくに台北はたくさんの外国人がいて街の景色に溶け込んでいます。
それでもやっぱり外国人はいるだけで目立ちます。
さらに旅行者となればお金を持ち歩いているイメージもつくことでしょう。
治安が良くて、さらに海外にいることを忘れて気持ちが大きくなる。
そうなると危険が近づいてくるかもしれません。
よくも悪くも外国人は目立っています。
自分が海外にいること、外国人であることを忘れずに、日本にいる時と同じように行動しましょう。
そうすればもともと安全な台湾で危ない目に合う可能性は、限りなくゼロに近づくはずです!
(※ちなみに身の危険を感じたことは上記以外ありませんが、嫌な思いをしたことはマッサージ屋さんで1度だけあり。詳細はこちら!)
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