結婚写真のレベルの高さが有名な台湾。
そんな台湾で結婚写真を撮影した私たちの経験をつづっています。誰かのお役に立てますように!
本日はとうとう撮影に出かけたところからスタート!
台湾で結婚写真(変身写真)を撮ってみたお話①
台湾で結婚写真(変身写真)を撮ってみたお話②
台湾で結婚写真(変身写真)を撮ってみたお話③
台湾で結婚写真(変身写真)を撮ってみたお話④
台湾で結婚写真(変身写真)を撮ってみたお話⑤
台湾で結婚写真(変身写真)を撮ってみたお話⑥
お話④でようやくヘアメイクが終了。カメラマンたちとともにチャーターしたタクシーに乗り込んで一路最初の撮影地・淡水をめざしました。
Contents
結婚写真撮影のロケ地は希望が出せる
最初の目的地は「大学」
淡水(ダンシュイ)といえば、台北市郊外にある有名観光地。
台北っ子の定番デートコースでもあり、半屋台の食べ物やお土産物屋さんが軒を連ねる淡水老街(ラオジエ)が有名です。
しかし、私たちの目的地は淡水は淡水でも「大学」の中。
結婚写真の撮影は外でのロケ場所について希望を出せます。
私たちは夫の出身大学をロケ地の一つに選びました。
化粧にも、ドレスにも、小物にもあんまりこだわりがなかった私たちですが、強く希望したのが「思い出の場所で写真を撮ること」。
日常見ていた景色を写真に収めたいと思ったのです。
ちなみに私が選んだのは、それこそ日常よく歩いていた中山北路2段あたり。
特に素敵な風景が広がるわけでもないただの主要道路。
おそらく、カメラマンのお兄さんに変な希望だと思われたと思います。
打ち合わせの際、淡水に行くならついでに芝生(ゴルフ場の一角)と海という定番スポットでの撮影も逆提案されました。
笑え、笑え。ひたすら笑え。
大学について目当ての撮影場所へ。
夫が通っていた大学には、中華風の建物とちょっとした庭園があり、そこで撮影開始!
向き合って~、顔を寄せ合って~、目線こっち~、顔を傾けて~、手をもっと下に下げて~
ものすごい指示の数。パシャパシャきられるシャッター音。カメラマンアシスタントはレフ版を持ってけなげに光を集めます。
ドラマで見ていたような世界がここに!!ドラマとの違いは、写真を撮られているのが超一般人ということ。
撮影中、ずーっと言われていたのが「笑って~、もっと笑って~、もっともっと~」
終始口角を必死で上げますが、許してもらえません。笑え笑え笑え~とまじないのように言われていました。
気恥ずかしいポーズをさせられても、心の中で突っ込む余裕も、「もうちょっとナチュラルなのがいいんだけど」という余裕もなし。
さらに1着目に選んだのがマーメイド型のドレスだったので、お腹がポッコリしないように(笑)腹筋にも力が入ります。
台湾の女の子みたいに、自撮りするなりして、普段からステキ★スマイルの練習しておけばよかった~と早くも後悔し始めたのでした…。
教訓:撮られはじめたらカメラマンの要求にこたえるのが精いっぱいなのが素人。要望があれば開始直前に伝えておきましょう!
え?衣装チェンジって外でやるの??
大学での撮影を何とか終えて、次なるロケ現場のゴルフ場(の敷地内)の芝生スペースに移動し撮影開始。
寝転がったり、ひざまくらさせてみたり、ザ・台湾の結婚写真というポーズをたくさん撮影。
最初は気恥ずかしさを感じていましたが、この辺からだんだんと恥ずかしいという感情も減っていきます。
台湾のカメラマンは人をのせるのがうまい!
写真が苦手な二人からしたら相当努力したよねって、ほめていただけるようなポーズも表情も頑張ってこなしました。
そして、海辺へ移動のまえに、ふたりとも着替え。
私は2着目のドレス。夫は自前のスーツに着替えることになっていました。
そこではっとしたのです。「一体どこで着替えるんだ???」
ドレスが長くて引きずるので、たとえ友人(女性)にアシストしてもらってもトイレで着替えるのは無理。
ということはタクシーの中?化粧を崩してはいけないので上からドレスを被るのはNG。
えー!車内ヌーブラ????!!!おひろめ~?とショックを受けていると、救いの神が降臨。
偶然居合わせた、別のカップルの撮影に同行していたタクシー運転手のおじさまが「よかったら使う?」と声をかけてくれたのです。
おじさまの指差した先には折り畳み式の「着替えテント」が!
何でも(大きくてきれいな車両を持っていると)結婚写真の撮影にチャーターされることが多いので、利用者の利便性のために自前で購入したんだとか。
「安いからあんたも買えば?」「はあ~こりゃいいね!」なんて運転手同士の会話が始まっています。
できるナイスガイの助けを得て、どうにかタクシーでドレスを着替えるという摩訶不思議な体験をすることは避けられました。
夫も白のタキシードだったのでテントをお借りして着替えさせていただきました。
教訓:外での着替えはどうするのか打ち合わせの時に聞きましょう。
なびくドレスの陰で
着替えが終わって、くるんくるんにまとめた髪をおろしてカメラマン助手のお兄ちゃんにセットしてもらいやってきたのは海。
海辺での撮影はまさに王道コース。
ここまで来るのにおそらく100枚と以上は撮影していてカメラ慣れしてきたためか、さすがの素人ふたりも顔が引きつらなくなってきました。
ドレスのすそを助手君が引っ張って風にたなびくドレス姿を演出してみたり、鼻と鼻を寄せあってみたり。
助手のお兄さんだけではなく、同行した友人もドレスのすそもちしてくれました。(あらためて感恩。M姐!)
優雅にふわっとした結婚写真の裏側には助手君たちの苦労があるのですね。ありがとうございます!
なんとか海での撮影も無事終了!
今度は台北市内の店舗に戻り、3着目に着替えて街なかへロケに出発するのでした。
またもや続く!(次回くらいで終わらせたいところです)