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台湾旅行にLCCはどうなの?
LCCが日本に本格的に参入をしてからそろそろ10年近く経ちます。
日本の空に大きな影響をもたらしたLCC。
安いらしいけど、なんだか利用するのが不安、そんな方も多いのではないでしょうか?
結論から先に行ってしまうと台湾旅行にLCCは「アリ」それも「大アリ」です。
私もたまに乗ってますが、やっぱり安さが魅力的。
メリット・デメリットをしっかり押さえれば台湾に何回も通えちゃう!なんて嬉しい悲鳴が上がるかもしれませんよ。
LCC・メリット
・価格が安い
LCCのメリットはなんといっても価格の安さ。
台北-日本間の往復が2万円を切るなんてざら。
運良くセール価格でチケットをゲット出来れば1万円以下で台北まで往復できるなんてこともあるのです。
セールは平日中心なので、お休みが多い大学生や平日のお休みが中心な方の強い味方かもしれませんね。
・遅い時間の便、早い時間の便が多い
飛行機の発着の時間は既存のラインが優先されます。
そのため後発のLCCに割り当てられる時間は早朝だったり、遅い時間だったりすることも多いのです。
空港まで、もしくは空港からの移動は大変ですが、早朝便であれば現地に早くつけて時間を有効活用できます。
逆に遅い便であれば仕事終わりに飛び乗って旅行へGOなんてことも可能になるわけです。
※これは逆に言えばデメリットにもなります。メリットになるか・デメリットになるかは利用する方によるかもしれませんね。
もちろん、朝やお昼など一般の航空会社と変わらない時間帯にも運航していますよ。
・片道購入でも安い
一般の航空会社では片道チケットは往復チケットに対して高めの設定となっています。
そのため行きはA社で帰りはB社なんて組むのは難しく、できたとしてもかなりお高くなることがほとんど。
その点LCCならもともとの料金設定が片道価格なので、行きはピーチ、帰りはジェットスターなんて選択をしても料金が跳ね上がることはありません。
ご自身の都合に合わせて便利な発着時間を組み合わせをするとよいかもしれません。
LCC・デメリット
・すべてのサービスにお金がかかる
座席指定・機内食・飲み物・エンターテイメント・毛布など全てか有料。
必要最低限をサービスのみを提供し、必要な方のみオプションを購入するシステム。
飛行機では寝るだけ、機内食なんて面倒、友達どうし隣じゃなくても気にならない!というかた。
飛行機に大して大きなこだわりがない人であればあるほどお得感が増すといえます。
※大抵の場合、サービスは事前購入がお得なようです。
・座席と座席の間が狭い
通常の航空会社より座席数を多くし、収益を増やそうとしているのでその分シートとシートの感覚が狭いといえます。
女性なら狭いなーと感じつつも極端に不便ではないと思います。
しかし体の大きな男性やちょっとメタボな方などはシートが狭いな。かなりきついなと感じることも多いようです。
・荷物の制限が厳しい
私の友人もなんどか注意されています。笑
機内に持ち込む荷物について、地上スタッフが規定量より多いように感じたら容赦なく重さをはかることに。
この時規定重量を超えていると預け入れ荷物にすることになります。
預け入れ荷物は容赦なく別途料金がかかるので、なんとか機内に持ち込みたい人もいて(笑)、明らかに荷物が多く、重量チェックされる方も多いようです。
航空会社によって重量・持てる荷物の量などの規定が違うので、お目当てのLCCの規定も前もって確認しておく必要がありますね。
・遅延・欠航が起こりやすい
LCCが安いことの一つに、必要最低限の機材をフル活用してたくさん飛ばしているから、ということがあげられます。
そのためフライトスケジュールはカツカツ。ギュウギュウの状態。
それを必要最適源の人数で回しています。
そんな徹底したコストカットが安さの秘密なわけです。
そしてその結果、遅延や遅れが出ることが多いのです。
時間通りに飛ぶことも多いのですが、代替の機材がないため一度大きくトラブると2~3時間の遅延が出ることも当たり前。
1つの機材をたくさん飛ばしているわけですから、玉突き的に次のフライトも遅れていくことになります。
そしてそれが最終便だった場合、最悪飛ばない(=欠航)なんてことも起こりえますので要注意です。
また、明らかに赤字になるとわかっているフライトについては「機材故障」を理由にして欠航にしてしまうなんてウワサもあります。
(台湾便は人気があるのでそんなことにはならないと思いますが)
余裕を持ってスケジューリングすると、多少トラブってもトラブルを楽しめるはず?です。
LCCを選択する時は「遅延するかも」を頭においておく必要があります。
・遅延・欠航に対してのフォローが薄い。
通常、一版の航空会社の場合、自社都合の欠航の場合、代替便を用意したり、移動費用をお支払いしたり、宿泊や食費を負担したりしますがLCCは一切なし。
自社便の空きがある便にのってもらうか、チケットの払い戻しで対応します。それ以上は対応しませんというのが普通。
ホテルの手配代行などもないので、もしも海外・最終便などでの欠航だと結構しんどい思いをすることになるかも(シャレじゃないですよ)。
おそらく下記のようなところに助けを求めることになるかと思います・・・。
台湾観光局ホットライン
(言語:中・英・日/24時間)
(0800)011‐765(台湾内フリーダイヤル)
・CAさんは保安要員。サービススタッフではないと思うべき。
荷物の揚げおろしを手伝ってくれたり、こまごまとしたお願いを聞いてもらったりして心地よい空の旅を助けてくれるCAさん。
しかし、LCCではCAさんは保安要員の意味合いが強いので、日系の航空会社のようなサービスは期待しないほうがいいかもしれません。
(と思いきや、すごく親切なCAさんもいたりしますが。)
LCCを利用する上での注意点
LCCは他にも利用する上で注意すべきことがあります。
・LCC専用ターミナルにたどり着くまでに時間が掛かる傾向にある
LCC専用ターミナルは、既存の空港ターミナルより離れたところにあることが多いです。
専用ターミナルまでシャトルバスに乗らなくてはならず、時間によってはそのバスが10分またないとこない!なんてこともあるそうです。
かくいう私も、関空でピーチを利用した際は結構焦りました。
そのため通常の国際線に乗る感覚で空港に着くと慌てることが多いので要注意。
時間に余裕を持つように心がけてくださいね。
※台湾は2016年2月現在LCC専用ターミナルはありません。
第1ターミナルか第2ターミナルを利用します。
でもLCCだと「どこまで歩くの?」というくらい搭乗口が遠いこともあるのでご注意下さい。
・LCC専用ターミナルは簡素な作り
LCC専用ターミナルは簡素な作り。徹底したコストカットがここでも感じられます。
ローコストながら最低限の設備は揃えていますが、関空に関しては食事やお土産ものなど、どうしても通常のターミナルに比べると選択肢が狭まり若干シンプル。
(成田は関空に比べると結構充実しているようです。うらやましいですね。)
・時期によっては一般の航空会社が安いこともある
これはとっても要注意ではないかと思います。
私たち家族が昨年GWに台湾旅行をするにあたって航空券の比較をしたところ一般の航空会社のほうが安い、もしくはほとんど変わらないという事態。
ならばわざわざ狭い座席を選ぶ必要はありませんよね。
そんな経験から、LCCのほうが安いと決めてかからずに、念のため通常の航空会社もチェックすることをオススメいたします。
また、預け入れ荷物などのオプションをつけると意外と値段が上がります。
それも加味してLCCと通常の航空会社どちらを利用するか総合的に判断したほうが良いでしょう。
・LCCに限りませんがパスポート残存期限に注意
何度かふれていますが、台湾へのノービザ入国(通常の観光はノービザです)にはパスポートの残存期限が90日以上あることが条件。
これを忘れて台湾に行けなかった~という話を本当に聞いています。
まさかそんな~と思ってるあなた。危ないですよ~笑
航空券を買う前に残存期限のチェックはお忘れなく!
まとめ
個人的にLCCは空飛ぶ長距離バスだと考えればいいかと思います。
バスだと思えば過剰な期待はしませんし、多分バスが運行されなくなっても手厚いフォローはないかと。
デメリットをしっかり把握して、もしも遅延や欠航が起こっても大丈夫か?考えてみてくださいね。
なんとかなるように準備(上記の緊急ダイヤルなどもしものときに相談できる窓口を抑える、いざとなったら現地の友人に頼るなど)することも大切。
心構えをもって利用すれば気軽に便利なLCC。
もちろんそんなに毎回大幅遅延や欠航があるわけではありません!
通常の航空会社と使いわけてお得にたくさん台湾にお出かけしましょう!