台湾では一家に一台が当たり前な万能鍋「大同電鍋」。
蒸す、炊く、煮るの3役をこなす素敵な電気鍋が我が家にやってきたのは今年の9月。
それ以来、地味に活躍している大同電鍋で台湾の朝ごはんの定番を作ってみました!
Contents
大同電鍋についておさらい
大同電鍋とは
大同電鍋好きにはちょっとしつこいかもしれませんが、ご存じない方のためにおさらいです。
大同電気釜とは、台湾で1960年から発売し、50年以上の歴史を持つロングセラー商品。
台湾には「一家に1台、必ずある」とされ、蒸す、煮込む、ご飯を炊くなどイロイロできちゃう万能電気式鍋です。
外鍋【本体】の中に内鍋、もしくはお皿などを入れて、外鍋に入れた水と鍋自体が加熱されることで発生する蒸気で食材が加熱される仕組みです。
水がなくなるとスイッチが自動でオフ(もしくは保温)になるのです。
電鍋の魅力は?
この大同電鍋。その魅力はしつこいですがやはり「ほっとける鍋」だということ。
上記にもある通り、外鍋と内鍋の間の蒸気が蒸発し終わると自動でスイッチがオフになるので、安心!
(厳密には台湾で購入できる旧型はスイッチオフではなく保温に切り替わります)
小さい子供がいて、料理の途中で泣き出しちゃっても安心。
鍋が吹きこぼれて悲しい思いや、ひやっとすることがなくなり、さらにほおっておいても料理が1品完成するありがたさがその魅力です。
その他にもキッチンにコンロが一つしか無い方、ご飯を早く炊きたい方(炊飯器より早い)、夏の暑い日、火を使いたくない方、料理があまり好きではない方などにもオススメできるとおもいます!
饅頭(マントウ)とは
饅頭と書きますが、日本のおまんじゅうとはちょっと違うのがマントウ。
饅頭(マントウ)とは、簡単に言うと「具なしまん」。またの名を中華式蒸しパン。
日本でおなじみの肉まんやあんまんなど具入りのものは、中華圏では通常「包子(バオズ)」と呼ばれています。
例えば肉まんは「肉包(ロウバオ)」。
台湾ではこの饅頭(マントウ)や包子(バオズ)は朝食として食べられることが多く、街中に点在する朝ごはんやさんの定番メニューです。
マントウはそのまま食べることも多いですが、私はネギ入りの塩気を多くした玉子焼きを挟んで食べる「饅頭加蛋(マントウジャーダン)」が大好きでした!
一緒にいただくのは砂糖が入った温かい豆乳「溫豆漿(ウェントウジャン」。
思い出したら、食べたくていてもたってもいられなくなって、夫と一緒に作ってみました!
びっくり簡単♪レシピ
材料(4人分)
・中力粉(なければ薄力粉と強力粉を分量の半分ずつ混ぜあわせる) 300グラム
・イースト 3グラム
・砂糖 15グラム(うちは黒糖を使用)
・油 8グラム
・水145グラム
※他に打ち粉適量
レシピ
①すべての材料をボウルに入れてこねる。
※中力粉以外の材料を先に合わせておく(イーストを水に溶かしておく)と失敗しにくいです。
②生地の表面がなめらかにつるつるとしてくるまでこねたら、ボウルにラップをして3分間なじませる。
③麺棒で長方形に伸ばしていく(黒糖が溶け残っていますが無視。笑)
④紙を三つ折にする要領で、生地の左右1/3ずつを内側に折り込む
⑤生地を90度回転させ、再び長方形に伸ばしていく
⑥生地表面の打ち粉を刷毛などで払う。刷毛で表面に薄く少量の水を塗る
⑦手前から生地を巻いていき、棒状にする。
この時巻き終わりが下になるようにするといいです。
⑧手頃な大きさに切る。
私の家の蒸し器(大同電鍋)は小さいので3センチに切りました。元のレシピは10センチ推奨です(笑)
⑦クッキングシートなどをしいた蒸し器の中に入れて発酵させる。時間は30分~45分程度。
私は電鍋を保温の状態であらかじめ温めておきました。
⑧程よく発酵したら、水を入れて炊飯のスイッチを押す。
※「程よく」は大体倍ぐらいになれば、と捉えるといいそうです。
(私は電鍋を使用したので蒸すとき用の器具が水に浸かりすぎないくらいに適当に入れてます)
⑨15分ほど蒸したら出来上がり。
お好みで、卵やベーコンなど具材を挟んで熱々をおめしあがりください!
まとめ
発酵させる時間を除けば実際につくっている時間は30分程度です。
こねるのにちょっと力がいりますが、とっても簡単なのでお子様と作りのもオススメ。
ちなみに残った生地は切った状態で冷凍。夜寝る前に、凍ったまま電鍋に入れて朝起きると発酵が済んでちょうどいい大きさになっていました。
そのまま水を入れて、蒸すこと15分、おいしい饅頭(マントウ)の完成!
娘の離乳食としても活用しています!
こねて切って、蒸すだけの簡単メニュー!我が家の新しい定番になりそうです。
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