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台湾・ビザにまつわる思い出話~オーバーステイをやらかした人々編

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本日は、青木由香さん著「台湾のきほん」を読んでいて思い出した台湾のビザにまつわる驚いた話、第1弾をお届けします。

そもそもビザとは?

長期滞在してもいいよというお墨付き

海外に長期滞在するために必要な「査証(ビザ)」。

台湾の場合、日本のパスポートを持っていれば、滞在期間が90日を超えない場合、台湾旅行にビザは不要です(特別な場合を除く)。

逆を言えば仕事や学業などでそれ以上の滞在予定がある場合、ビザの申請が必要です。

ちなみに「ビザ」とはなんぞや?あらためて調べてみました。

国家が自国民以外に対して、その人物の所持する旅券が有効であり、かつその人物が入国しても差し支えないと示す証書である。多くの国では入国を保証するものではなく、入国許可(上陸許可)申請に必要な書類の一部となっている。

Wikipedia「査証」より引用

つまり、パスポートは国が発行する「身分証明書」であり渡航先の国家・地域政府へパスポート保有者の保護を求める文書。

対してビザは、「審査したところ、この人を我が国に入国させても(滞在させていても)問題ないですよ」という証明書、ということになるでしょうか。

台湾に学生として滞在する場合は、学校からの入学許可証や銀行の残高証明書(英語)さらには最終学歴の成績表!など必要書類を揃えて、台北駐日経済文化代表処(大使館・領事館の役割に相当)に学生ビザを申請します。

この時発行される学生ビザには滞在許可日数が書かれています。(普通は1学期分程度の日数です。(語学学校なら30日~90日程度))

そのためそれ以上滞在したいと思っている場合、延長期限が来る前に出欠表や在学証明書を持って「移民署」 という行政機関に出向きビザ延長の手続きをとらなくてはなりません。

まとめ:とにかく、ビザには滞在許可期限があり、期限を迎える前に延長手続きをとる必要がある。

オーバーステイをするとどうなる?

ということで、ビザが期限を迎える前に延長の手続きをしないといけないことは、留学生や駐在員の間では常識なのです。

語学学校なら最初のオリエンテーションなどで釘を刺されることも多いはず。

更に言えば同時期に入学した仲間たちがビザ更新に出かけ始めるので、「そうだった!」と気がつくのです。

ですが、やっぱり人間ですもの。忘れちゃう人がいるんですね。

私は過去4人、オーバーステイした人を見たり聞いたりしました。うち3人は友人知人(笑)

1人目は移民局で更新の列に並んでいた時のこと。後ろの男性に声をかけられました。

男性「僕、ビザ更新するの忘れちゃって、オーバーステイしちゃったんですよ!」「わざわざ延長しに来ないといけないなんてめんどくさくありません?マジむかつきますよね~」

私「そうなんですね~。大変ですね!」

(心の声:いや、うちら外国人だし。人んちにお邪魔してるのといっしょだぞ。そんな大事なこと忘れるほうがだめだろ。あなた日本に住んでる外国人がそれ言ったら絶対怒るタイプだろ~)

ご自身の順番が回ってきたら、人が変わったように平謝りしていたのを横目に見ながら移民署を跡にしましたが、彼はその後どうなったのでしょうか…。

2人目は語学学校の同級生。びっくりするほどオーバーステイしちゃって、しかも2回め。笑

名乗りでたら2回目だから多分台湾に帰ってこれなくなるね、ってことで、その子は留学修了までの数ヶ月オーバーステイで過ごしていました。

そして帰国の際、案の定出国審査官に気づかれてしまい、一緒に帰国予定だったお友達から引き離されて別室に連れて行かれたそうです。

その後どうなったかは・・・わかりませんが(笑)、多分かなり怒られて、罰金もたくさん払ったんじゃないかな。

3人目は日本企業に現地採用された日本人。まさかのオーバーステイをしてしまい、申告したところ有無をいわさず即時退去を命じられたそうです。

仕事も途中でやめて日本に帰ることになりました。ペナルティも食らって確か1年くらい入国禁止されたんじゃないかな?

そして4人目。なんとうちの夫です。

当時、私は台湾で仕事をしていて、夫は歳くった台湾の大学生。

ちょっと世界遺産とディスニーランドに行きたいとマカオ・香港に旅行に出かけることにしました。

当日、出国審査にて、私の前にいた夫のパスポートを見ていた審査官が何やら夫にいろいろ聞き始めました。

「何が起こったんだろう?」と思っていたらなんとまさかのオーバーステイ!!!

なんということでしょう!!ビザの期限が2週間ほど前に切れていたのです!!

ウソっ~~!夫のアホ~っ!!半年に1回の更新。すっかり忘れていたようです。

いろんなことにゆるい台湾ですが、ビザに関しては結構厳しめ。

とりあえず下記のように言い渡されました。

・すぐに出国してもらうことになる

・今すぐ罰金を払え

・学生なら学校に連絡して在学証明を送ってもらえ

・ビザを取りなおすことになるから、マカオに行くと台湾に帰ってこれない可能性がある。マカオ行きはやめて日本に帰ったほうがいい

・手続きがあるから別室に来い

普通の日本人なら指示に従ってマカオ行きを取りやめるんでしょうけど・・・

うちの夫は「大丈夫!(台湾だからなんとかなる!)このままマカオに行きます!」と言い放ち、先に搭乗口行ってて~と。

私も「Ok!飛行機の時間間に合うかな?とりあえず罰金払える?お金渡しとくわ~」と気楽に返事。

どちらにしても日本へ出国しないといけないのは確実。(日本人に留学生ビザを出せるのは日本の台北駐日経済文化代表処なので。)

その日は土曜日。どうせ大学には職員もいないので対応は月曜日以降。

相談はしていませんが二人とも「マカオを楽しんで、台湾に帰れなかったら夫のみ香港あたりから日本に行けばいいか~」と思っていました。

※良い子は真似しないでくださいね。

そのまま夫は罰金を払いに別室へ。搭乗口で「夫、間に合うかな~間に合わなくて飛行機代また出すの嫌だな~」と考えながら待つ私。

しばらくして搭乗口に現れた夫。

オーバーステイは1週間程度だったので罰金は2万円(調べたところ支払ったのは1万2千円くらいでした)くらいで済んだようでした。

一通り怒られて、そして何度も「悪いこと言わないから日本に帰ったほうがいいよ」とマカオ行きを止められたとのこと。

そんな審査官の親切心を振り払い、ふたりは呑気にマカオ・香港観光にでかけたのでした。

夫、オーバーステイの結末

マカオに到着後、夫はひとまず大学の職員さんに電話をかけました。運良く電話に出てもらえて、事情を説明。

月曜日に最速で在学証明書を発行し、マカオの台湾出先機関に在学証明書をFAXしてもらい、なおかつ電話で事情を説明してもらえることになりました。

台湾の人ってこういうとき本当に優しいのです。

土曜、日曜と遊びに遊んで月曜日。一応私も一緒にマカオの台湾出先機関へ。

事前に話が通っていたからか、スムーズに台湾に戻れる手続きをしてもらいました。

しかし、やっぱりビザは日本でとり直さないといけないとのこと。確かこの時マカオで出してもらったビザは滞在期間がかなり限られたものでした。

台湾に戻ってから、すぐに日本行きのチケットを手配して夫はひとり日本へ。

日本で学生ビザの再発行を依頼しようとすると「在学予定期間がもう半年もないから学生ビザは出せない」と言われたそう。

しかたがないのでマルチビザ(ビザの有効期間中なら何度でも出入国できるビザ。通常のシングルビザと比べると手数料が高い)を申請し、なんとか台湾に戻ってこられたのでした。

オーバーステイしたことによって生じた損失は罰金、日本までの往復チケット代、マルチビザ代しめて6万円くらいでしょうか。

6万も訳の分からない出費があったのに怒らなかった私、偉いんじゃない?って自画自賛してます。

この時は罰金で済みましたが、それでも多分ブラックリストには載っちゃってるんじゃないかなーと予想します。

入国禁止を言い渡されることもあるようなので、海外に長期滞在する方はくれぐれもビザの期限にお気をつけくださいね!

もし万が一台湾でオーバーステイしてしまったら、下記を参考に手続きしてください!

移民署-オーバーステイのときの処置方法(日本語)

 

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