前回の台湾の治安ってどうなんですか?に続いて、気になさる方が多いのがこれ。
「衛生面も気になるんです」「屋台の料理とかってどうなんですか?」
世界で一番清潔な(と思われる)国、日本。
日本に慣れていると、特に気になりますよね。当然だと思います。
それでは台湾歴15年のわたくしの「衛生面・トイレ編」に対する私見を綴っていきます!
ちょっとネガティブ意見も含まれますが、知っておけば知らないで嫌な思いをすることを減らせると信じ、あえて書きます!
Contents
トイレもできればストレスフリーで
台湾で一番苦手なのは・公共のトイレ
台湾の一番好きなところは?いいところは?と聞かれると、たくさんあってどう答えるか迷ってしまいます。
でも、台湾で苦手なものは迷うことなく言えます!
「私は台湾の公共のトイレが苦手です」
台湾に7年いましたが、慣れませんでしたし、今も苦手です。
できるだけ使わないように避けています。
理由は、日本と比べると使い方があまり丁寧とはいえないから。
なぜ便座に足跡が?
公共のトイレがキレイではないのは日本でも同じ。
ただ台湾の公共のトイレでしんどかったのは「洋式用トイレで足跡がついた便座にでくわすこと」
実際にはもっと細かく描写できますが、控えます。笑
この経験は1度や2度ではありません。
台湾に留学や仕事で住んでいる日本人ならきっと同じような経験があると思います。
どうして良いか分からずフリーズしたことが何度もありました。
そのうち公共の場所ではキレイに見える便座でも、便座に座らず空気椅子状態で使用するようになりました。
これから旅行する時は、きっと携帯用のトイレ除菌シートを持っていくでしょう。
お子さんが小さい場合はなおさら携帯をオススメします。
ちなみに、台湾歴13年の夫にも、男性用トイレの洋室個室で不快な思いをしたことがあるか?と聞いてみました。
「女性と比べて外で洋式のトイレを使う機会がないけど、とりあえず足跡はついてなかった。」
「台北駅とか人が多く利用するところは結構汚れてていやだった」
とのことでした。
男性のみなさまの参考になりますように。
キレイなトイレを探せ!
ストレスフリーにトイレを利用する方法は一つ!!キレイなトイレを探すこと。
基本的には日本でキレイなトイレを探す時と同じ基準です。
①新しいデパート
新しいデパートはトイレに力を入れる傾向にあるのは台湾も同じ。
観光ならデパート付近を訪れることも多いと思いますので、見つけたらとりあえず行っとく。でも良いかと思います。
ちなみに女性向けフロアじゃない階のトイレ(=利用者が比較的少ないがオススメ)です。
場所によっては、便座に敷くシートなども置いています。ありがたや。
②ホテル
お客様商売のところは、トイレがキレイなところも多いです。
ある程度利用者が限られるのもキレイな理由の一つかもしれません。
ホテルはきっと清掃回数も多いでしょう。
③レストラン
ホテルと同じ理由で清掃が行き届いている事が多いです。
そうでないレストランも有りますが。
トイレがキレイかどうか、ある意味そのレストランの本質を知る判断基準になるかも?
④消費単価が比較的高くて使う人が限られているトイレ
例えばマッサージ店、例えばおみやげを買いに訪れた台湾茶専門店、オシャレなカフェなど。
利用人数が限られるからだと思いますが、清潔なところが多いと感じていました。
⑤MRT(地下鉄)のトイレ(主要駅以外)
上記①~④と比べるとキレイと言っていいかちょっと悩みますが、普通に利用できていました。
利用者が多い主要駅を避ければ、掃除の回数が多いので比較的キレイ。
なお、新幹線構内のトイレも割りと綺麗です。
台北駅地下のトイレは嫌な思い出が多いですが・・・改装されたりしてないかな?
(全く使わなくなったので自分の中で情報がアップデートされていません。笑)
台湾生活後半は、できるだけ利用者が少ないトイレ、キレイなトイレを探して使うようになっていました。
なぜ便座に立ってしまう人がいるのか
ちなみにオフィスビル等使う人がある程度決まっているトイレで不快な思いはしたことがありません。
これはあくまで想像ですが、「不特定多数が使う=汚い」という思いが強くて、便座を正しく使わない方がいるのかも。
あの光景をみてしまったら、それも致し方無いと思う自分もいます。
卵が先か、にわとりが先かみたいな問題です。
これさえなければ最高なんだけどな~。と思うことも多々。
トイレの紙は流せない?流せる?
トイレの紙を流したい日本人・混乱中の台湾人
日本では、使用済みのトイレットペーパーは便器に入れて流すのが普通。
しかし、台湾ではトイレの紙は便器に流さないことが普通でした。(2017年変更。流すように行政がキャンペーン張り出し中)
なんでも水事情の問題で(水圧が弱いとのこと)紙を流すと詰まってしまうらしいのです。
実はこれ、台湾だけではないそうでペーパーを流せない・流さない国や地域は結構多いそうです。
そういう地域にお住いの方々は逆に日本に遊びに来たときも、習慣で紙を流さないので、団体客が訪れたりすると大変なことになります。
そのため日本の商業施設のトイレには外国語で「使用後のトイレットペーパーは便器に入れて流してください」と書かれていることが増えてきました。
とにかくトイレで紙を流したい人は
日本で水に溶ける携帯用のトイレットペーパーを購入して持って行く方法があります。
そもそも、台湾は誰でも利用できる公共の場所だとペーパーがないトイレが多め。
どちらにしても念のためポケットティッシュを持っておくことをオススメします。
忘れたり、なくなった場合はコンビニで買い足せますよ。
※どちらにしてもポケットティシュは流せません。念のため。
流せるトイレには流せる旨書いていることが多いと思います。
番外編 コンビニでトイレ
日本ではコンビニでトイレを借りるのはふつうのコト。
借りたお礼がてらお買い物、という方も多いのでは?
しかし、台湾ではこれは普通のことではありません。
お客さんが使う前提のトイレが整備されているコンビニは増えてきているもののまだ稀です。
私が留学した2004年当時は皆無だったように思います。
お願いすれば貸してくれる店員さんのほうが多いと思いますが、その場合従業員用です。
というわけで、コンビニ天国な台湾ですが、トイレは借りられない可能性があるのでご注意ください。
結論。古いところ・ひとが多いところは避ける
なんだそりゃ?な結論かもしれませんが、トイレで不快な思いをしないためにはキレイなままのトイレを探すこと。
つまり新しいトイレがありそうなところ、高級そうなところ、たくさんの人が使わないところをちょっと意識すること。
デパート(上の階の方がよさそう。)ホテルとかがいいのかな、と個人的に思っています。
意識してキレイなトイレを使うことでストレスはだいぶ減らすことができるはず。
気になる方は、先ほども書きましたが携帯用のトイレクリーナーを持つことをオススメします。
短い時期を除いて、暑い台湾でトイレに行きたくないからと、水分を控えるのは熱中症の元なのでやめてくださいね。
参考になればさいわいです!
トイレという単語をこんなに連呼したのは生まれて初めてかもしれません・・・。
次回は水と空気についてお話します。