「台湾にいきたいわん」なんてダジャレを本気で言い始めた今日この頃。
体の中の台湾が足りなくなってきています。笑
そろそろ台湾に行きたいなーと思いつつ、取り急ぎ「台湾」補給のために購入した本。
読む前から面白いのはわかっていましたが、読んでよかったな~、としばし満腹になるよい本でした。
そしてますます「台湾にいきたいわん」。笑
私のハートを満たしてくれた青木由香さんの最新本を紹介しておきます。
Contents
安定の面白さ!青木由香さん著「台湾のきほん」
興味がない人にこそ!この本を読んだら台湾が気になりだします。
台湾好きなら一度は名前を耳にしたことがあるはずの青木由香さん。
台湾在住歴は10年以上。
2005年、台湾で一人の日本人の目から見た台湾人の不思議さ、可笑しさをまとめた『奇怪ねー』を出版。ベストセラーに。
「えーそれも突っ込んじゃうの?」と思うほど、ぐいぐいと台湾人のおかしなところに迫った『奇怪ねー』。
台湾の人たちのあるあるが、日本人から見たらどれだけユニークかを、これでもか!と伝えたところ台湾人にバカ受けしたのです。
彼女の正直さと、愛のある毒舌にハラハラし、笑い、ただもんじゃないな~と衝撃を受けたことを覚えています。
本を読んだりテレビで見ているとふわっと、ひょうひょうとしているイメージの青木さんでしたが、実際にお会いしてみるとかなりしっかりとした方。
笑顔を絶やさない、人との壁を作らない、天真爛漫でユーモアとかわいらしさのある自分軸がしっかりある女性に感じました。
『奇怪ねー』後もたくさんの本を出版しつつ、ロケコーディネーターや講演、JFNでラジオパーソナリティを務めるなど大活躍中。
そんな彼女が4年の歳月をかけてまとめあげたのが『台湾のきほん』。
観光しているだけではなかなか見えてこない、台湾の姿を20の項目にまとめた面白エッセイ。
奇怪ねーに比べると、ちょっとまろやかな語り口かな?と思いますが10年以上の滞在で蓄積された内容はさすがです。
ビザ、食べ物、引っ越し、病院、教育・・・一見とっても真面目な項目なのに、なんでこんなに笑えるんでしょう。
台湾のもともと持っている面白さに、青木さんの個性的な観察眼が加わると、自分もいたはずの台湾がバラエティみたいに面白い。
普通に生活していたからちょっと忘れかけていたけど、私もこんなに面白いところに住んでいたのか!と感動すら覚えます。
本当に台湾人のかわいらしさ、面白さ、素敵なところ、ちょっぴりルーズなところ、不思議なところ満載。
知っている人ならニヤリ。知らない人はびっくり間違いなしです。
たとえば 台湾新幹線「高鉄」の券売機にまつわる不思議
交通の項目でふれられている「券売機でチケットを購入して支払いをしたらおつりが50元コインのみで出てきた話」。
これは本当に驚きます。
7000円のおつり、ということは5000円1枚と1000円2枚だなと思っていたら500円玉が14枚出てきた!みたいな感覚。
しかもそれがイレギュラーではなく台湾のスタンダード!なのでおどろきです。
さらにいうと50元玉は500円玉よりも重かったりします…。
ガチャンガチャンと音を立てて50元が大量に降りてくるあの時の怒りを通り超えてちょっと恐怖。そして後悔…の瞬間を思い出します。
そんななかなかできない(したくない)経験もさらりと触れられている『台湾のきほん』。
読めば読むほど台湾が分からなくなり、奥深さを感じさせること間違いなし。
そして、その目で見てみたい衝動がこみあげてくるでしょう。笑
なるほど納得 項目⑤ 滞在+観光 はずれを引かないために
個人旅行でちょっとリーズナブルな旅行を楽しもうという人は、絶対目を通すべきなのがこの項目。笑
ホテル(安宿~中級)とB級グルメのお店ではずれを引かないための青木さん流の見分け方が秀逸。
ネタバレになりすぎるので、その極意の披露は控えますが、キーワードの「ファンシー」に大爆笑。
なるほどその通り。笑
次回台湾に行ったときに逆にはずれっぽいお店探してしまいそうな自分が怖いです。
台湾に行きたい方、是非事前にチェックしてくださいね。
台湾で暮らしたいひとのためのガイドであり、日本とちがう不思議さがいっぱいの台湾の謎に迫る『台湾のきほん』。
台湾に興味のある方も、ない方も是非下記のサイトを覗いてみてくださいね!
本の一部が立ち読みできますよ~。
東洋出版『台湾のきほん 不思議の島のゆるガイド』ウェブサイト
この本を読んでいて思い出したビザにまつわる夫のオーバーステイ話を今度書いてみようと思います(笑)