台湾とあくしゅ

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台湾の文化・風習

目指せ渋滞回避!旧正月無料になる台湾の高速道路。

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旧正月を盛大に祝う台湾。

明日(2016年2月7日)は大晦日にあたる除夕。

年越しは家族揃ってごちそう(年菜)を囲んで過ごすことをとても大切にしている台湾の人々。

そのため今日・明日は故郷に帰る人達で、各交通機関が混雑を極めているはずです。

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太っ腹!高速道路がタダになる!?

帰省のために高速道路が混雑する。日本にも共通する光景ですね。

ただ、日本とちょっと違うのが、台湾では旧正月期間規定された時間内であれば「高速道路の料金徴収が行われない」ということ。

つまり、規定時間中は高速道路の料金がタダ!になるのです。

太っ腹!スゴイぞ台湾!

ちなみにその理由はズバリ高速道路の混雑を避けるため

2016年は2月10日に高速道路の上り線・下り線を利用する車両数が合わせて310万~330万台に達すると予想されています。

統計データによると台湾の乗用車保有数は約590万台。
※総務省統計局より2011年のデータ

データに照らし合わせると、なんと台湾中の半分以上の車が高速道路を利用することになるわけです。

ここまで自動車の往来が集中することになると、料金の収集は確かに大変な時間のロスですね。

すべての車両がETCを装備しているわけではないので、少しでも車の流れを分散させたいのでしょう。

そんな思惑もあってか利用料金がタダになるのは23:00から翌日の6:00までです。笑

これは苦肉の策なのでしょうね。

え?ふたりじゃ高速に入れない?

留学時代に驚いたのが、旧正月の定められた時間内は「決められた人数以上車に載っていなければ高速道路を利用できないという決まり。

何人で高速道路を利用しようと自由じゃないの!?と思いますよね。

でも、旧正月期間それを許すと高速を利用する車が更に増えて混雑に繋がります。

そのため特に交通量が増えると予想される時間は、3人以上でないと高速道路を利用できない決まりになっています。

(昔は4人乗っていてようやく高速利用OKだったのでちょっと規制がゆるくなりました。)

じゃあどうしても「3人以上」にできない人はどうするのか?

答えは簡単。お金で解決!ズバリ「アルバイト」を雇うそうです。

もしくは相乗りする人を募るとか・・・。

単身者や子どもがいない夫婦が、期間中高速道路を利用するのは大変そうです・・・。

台北はどうなる?

じゃあ、普段は人が集中している台北市の中心部はどうなるか?

だいたい皆さんのお察しの通りです。

ここはゴーストタウンか?というと言いすぎかもしれませんが、本当に人がいなくなります。

車も減って、いつもの台北と様変わり。

「ああ、台北ってこんなに空気がキレイになることもあるのだな」と感動すら覚えます。

留学1年目は山の中の大学の語学学校に通っていたため、悲惨な経験もいたしました。

当たり前ですが、旧正月期間は学生が家に帰るので人気がなくなる。

さらに学生がいないので学生街の食堂諸々が全て休業。

開いているのはかろうじてコンビニ。

台湾の1年で一番おめでたいと思われるシーズンに、コンビニごはんで過ごすという悲しい体験をしました。

この時期の台湾旅行はあまりおすすめしません。

上記のような経験からも言えますが、台湾の旧正月期間中は閉まるお店がほとんどです。

客商売でも大晦日と元旦くらいは休むというところ、営業時間を短くする所なども多くあります。

なんとか開いているお店を探すことも可能ですが、選択肢が減ります。

また、旧正月3日目ごろになると皆が行楽に繰り出しはじめ、お店はオープンしますがひとが多いという事態が続きます。

そして、日本の年末年始のように旅行のトップシーズン。

つられて日本からの航空チケットも高くなる傾向にあります。

ということで、この時期じゃなきゃどうしてもダメだ!という人以外は旧正月を避けて旅行することをオススメします。

家族を大切にする台湾人を見習う。

毎年旧正月シーズンに感じるのは台湾の人々が家族をとても大切にするということ。

家族で過ごす時間を大切にしているからこそ道路が混むのだと思います。

私も家族で過ごす時間、父母と過ごせる時間を大切にしたいとおもいます。

※2016年2月6日未明、台湾南部で大きな地震が発生しました。

複数のビルが倒壊し、多数の負傷者も出ているとのこと。

一刻も早く救出されますように。

台湾の人々が穏やかなお正月を迎えられるよう、お祈りいたします。

 

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