台湾とあくしゅ

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擂茶カフェって?Siidcha吾穀茶糧で食べるお茶擂茶と青木さん推薦のお豆を楽しむ。

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Siidcha吾穀茶糧を目指して【誠品松菸店】へ

誠品松菸店とは

台北に行くたびに訪れている、といっても過言でない場所があります。

それは松山クリエイティブパーク(松山文創園區)。

日本統治時代にタバコ工場として使われていた場所を改修して、趣きある素晴らしい空間に仕上がっています。

 

建物内を探索して当時に思いをはせる。

施設内の売店でお買い物とのんびりお茶。

それだけでも楽しめますが、ここまで来たら外せないのが

誠品生活松菸店。

誠品書店といえば、台湾のオシャレ書店&クリエイター系商品などを取り揃えた有名店。

もちろんその名の通り、本屋さんもあります。

台湾でおしゃれな大型書店と言えば必ず名前が上がるのが誠品書店。

その誠品書店のなかでも、ひときわかっこいい外観とステキな品揃えで、半日いても飽きない素晴らしいお店。

それが誠品生活松菸店(ちぇんぴんしぇんほーそんいえんでぃえん)なのです。

一言でいうと、台湾のメジャーなクリエイティブシーンがわかるスポット。というところ。

お土産探しにもピッタリだと思います。

ご飯もイロイロ楽しめる誠品生活松菸店

クリエイティブシーンがひと通りわかるスポットである以外に、結構いいレストランや軽食もあつまっています。

(もっというと、実は同じ建物の中に超おしゃれなホテルがあったりします)

台湾では知らない人がいないくらい有名なパン屋さん呉寶春の支店があったり、

台湾でものすごく成功しているVVGグループの飲食店の支店があったり、

小籠包も有名どころ高記があったり。

さらにちょっと庶民派な台湾ローカルフードのフードコートもあります。

私は仕事で来ることが多いので、このあたりでパパッと食べることが多いです。

(でもまとめて台湾味を食べられるから満足。)

屋内で涼しくて、台湾のクリエイティブ商品が見られて、本屋もあってご飯も食べられる。

誠品生活松菸店、観光で訪れるのにもサイコーです。

客家の味をおひとり様で楽しめる「Siidcha吾穀茶糧」でランチ

今回は「Siidcha吾穀茶糧」へ

仕事飯(ひとりめし)はパパッと派な私ですが、今回は時間を取って気になっていたお店にいってみました。

お店の名前は「Siidcha吾穀茶糧」(しーどちゃー・うーぐーちゃーりゃん)。

台北でも数少ない客家擂茶が味わえるお店です。

開放感バツグンの大きなガラスの向こうには、今と昔が出会ったようなコントラストの利いた風景が広がっています。

(雨なのが残念)

壁のディスプレイはちょっとポップなのにゆったり落ち着いていたり。

お店の前部分のディスプレイは何とも興味を惹かれるものだったり。

心地良いカフェで美味しい洋食♪

と思わせる空間ですが、こちらでいただけるのは客家のお料理やそれに関連した飲み物たち。

おひとり様でもOKなカフェになっているのがうれしい。

大皿じゃないと美味しいものが食べれない中華なお店が多い中で、オシャレで美味しい1人分のご飯がいただけるのはうれしいことです。

ちなみに観光の超定番「九份」にもお店があり、そこでも素晴らしい景色と美味しい食事やドリンクが楽しめます。

(ガイドブックに掲載されてることも増えてきました)

客家ってなに?擂茶って?

客家(はっか)とは一般的に「客家語」という共通言語をもつ人々のことを指します。

中国の福建の丸い土楼を思い出す方も多いかもしれません。

成功者が多いとされ、移民を繰り返した歴史や商業に携わる者が多かったことから「中国のユダヤ人」などと称されることもあります。

そんな客家の人々は、台湾にも主に明代末期から清代初期にかけて台湾に移住しています。

そして客家の人たちが飲んでいる伝統的な飲み物、それが擂茶なのです。

なんでも、もともとお客さんをもてなす際に出されていたお茶なのだとか。

擂茶完成

(イメージ図・カフェメニューとは異なります)

たくさんの種類の穀物をすり鉢に入れすりつぶし、お湯を注いで飲むのがスタンダード。

じつはお茶葉は入っておらず、どちらかというと「食べる」に近い感覚のドリンク。

美容や健康によいとされる成分が含まれている穀物をごくごく飲めるので栄養補給にもよさそう。

そして何より、おいしい擂茶は毎日飲みたくなるほどおいしいのです!

美味しい擂茶を楽しめるお店「Siidcha吾穀茶糧」

客家の擂茶を現代風に手軽に飲めるように、粉末にして販売もしている「Siidcha吾穀茶糧」。

何を隠そう、台湾の擂茶製造の最大手が運営するブランドだったりします。

擂茶の製造を専門で行っているのですから、そりゃ美味しいに決まっています。

暖かいのがスタンダードですが、私は暑さに負けて冷たい擂茶を頼みました。

フレーバー擂茶でそこはかとなく花の香り。

甘さ控えめでちょっとさわやか。

とろっとしたイメージが強かったのですが、ストローで飲むからか、とろっと感はちょっと控えめ。

価格は単品で160元(約650円)くらいだったかと。

なお、温かい擂茶を選ぶと一部の穀物をすり鉢でする嬉しい体験もできるようです。

事前に知っていらそっちにしたかも。次回はすり鉢使いたい!

ご飯はこんな感じ。

「客家封肉」のセットです。

なお、ご飯メニューはそこまで多くありません。

お茶漬けとかサラダとか。あと1種類くらい客家っぽいご飯もあったかな。

オシャレ軽食っぽいメニューもありましたが、迷わず客家的な定食をセレクト。

料金は多分260元(1,000円)くらいだったかと。

ご飯も野菜多めで健康的で美味しい。

客家料理は濃い味付けが多いイメージですが、ここのはそこまで濃くないかも。

このお肉が「封肉」。

出来上がるまで鍋の蓋を開けない「封じる」という意味なのだとか。

ほおばると溶けていくお肉の食感がたまりません。

選んだのはお肉に脂身が多い「肥肉」を使ったお料理でしたが、意外と油っぽくなくいただけました。

美味しい料理、しかも窓からの景色もいい開放感のある空間。

仕事の合間ですが、ゆったりとうれしい時間を過ごせました。

また行きます!今度は九份のお店にも行ってみたいです。

ちなみに子供用椅子もありました。ありがたや~。

 

青木さん推薦のお豆もお忘れなく

台湾在住でラジオパーソナリティや作家やコーディネーターなどいろんな顔を持つ青木由香さん。

彼女の最新作『台湾の「いいもの」を持ち帰る』のなかでも、Siidcha吾穀茶糧が紹介されています。

ちなみにここでメインに紹介されているのは、茶請け的にでてくる豆類。

食べてみるとなるほど美味しい。

素朴で、ほっとできて、さらに手が止まらない。

色んな種類の豆の味がすこしずつ違って、香ばしさや甘さが口いっぱいに広がります。

青木さんの紹介をキッカケに台湾好きの日本人観光客にも知られ始めているようです。

私が食事している間に、ナチュラル系のマダームな女性が青木さんの本を店員さんに見せ、豆をたくさん指名買いしていきました。

日本で擂茶を飲むなら

実は今回、Siidcha吾穀茶糧に行きたいなと思ったのは、大阪でSiidchaの擂茶を飲む機会があったから。

実は台湾にいたころ、台北にあった擂茶のお店に、擂茶を飲みに行ったのですが…。

正直美味しくなかったんです…。

リピートはしませんでした。

しかし、大阪でイベントをキッカケに飲んだ擂茶は、ちょっと驚くほど美味しかったのです。

しかもパッケージもオシャレ。

それがSiidcha吾穀茶糧の擂茶だったのです。

それからは、事あるごとに擂茶を飲んでいますし、お試しパックをプチギフトにしたりすることも。

実は、Siidcha吾穀茶糧、熱意ある日本人・松本さんご夫婦が松茶商店として大阪を拠点にして販売を行っています。

しっかりと輸入の手続きを踏んでいるので安心して飲めるのもうれしいところ。

なお「松茶商店」西日本を中心にいろんなマルシェに出店されています。

台湾に縁のあるところに販売先もあったりして、意外に色んな所で出会えるかも。

実はすでに、かわいいカフェのメニューになったりしてます。

出店情報や取り扱い先(おそらく一部)などはウェブサイトとFacebookなどでチェックしてみてください。

通販もあります。

※豆は今のところ売ってません。でもオリジナルのお菓子など販売されてることもあるようです。

 

まとめ 健康とか置いといても美味しい

擂茶のおいしさ、病みつきになります。

いろんな栄養素が豊富で、食物繊維が豊富で健康にも良さそう。

でもそれを置いといても美味しくて飲みたくなります。

機会があればぜひ、台湾のSiidcha吾穀茶糧の素敵な店舗で美味しい擂茶と食事を楽しんでください。

そしてぜひ、日本でも擂茶を試してみてください。

温かいのも美味しいし、豆乳とか牛乳で割ったりしてもいいお味。

わらび餅にきな粉代わりにかけても美味しいです。

アレンジ次第で楽しめます。

そして夜のおやつにしても、罪悪感がありません。これ、重要なポイントです。

Siidcha吾穀茶糧【誠品松菸店】
営業時間  11:00 ~22:00
住所 台北市信義區菸廠路88號 3階
電話 +886-2-66365888 内線1506

Siidcha吾穀茶糧【九份本店】
營業時間 > 12:00~19:00
住所 新北市瑞芳區基山街166號(「九份景觀台」より少し奥へ)
電話  +886-2-2496-9976

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