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台湾人から見た日本の不思議!紹介 『接接在日本』(台湾から嫁にきまして。)

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先日、読むとどうしょうもなく台湾が気になりだす(はず)の青木由香さん著『台湾のきほん』をご紹介しました。

詳しくはこちら

私たち日本人はその本を読んだり、実際に台湾旅行に行って「台湾って変わってる~。おもしろ~い」と思うわけです。

では台湾の人って日本人のこと、どう思っているのかご存じですか?

Contents

台湾人の日本人に対するイメージ

では、実際に台湾の人々は日本人にどんなイメージを持っているのか?

私が台湾に住んでいて感じたのは以下のことでした。

真面目

これは日本人が自他共認める特徴ではないでしょうか。

勤勉で仕事中は全力で仕事に取り組む。コツコツ取り組む。几帳面。そんなイメージが持たれています。

台湾の人は結構?要領が良くて仕事をしつつも合間を縫って自分時間(笑)をつくりだしてしまう人もいます。

昔、某デパートの靴売り場のカウンターに置かれたパソコン(おそらく在庫管理などに使う?)で、PCゲームしている従業員さんを見た時はさすがに驚きましたが・・・。

「やることやったらいいでしょ?今、お客さんいなくてヒマだし」なーんて思ってるのかな、と妄想しながらしばしおねーさんを見つめてしまいました。

※もちろん傾向があるという話で、全ての台湾人が仕事中に遊んでるわけじゃないですよ~。

礼儀ただしい

おじぎをする。お礼をいう。なにやらいつもペコペコしている。そんなイメージも根強い日本人。

「日本人が来るから礼儀正しくしなきゃ!当日はスーツがいいかな?」「日本人ってお辞儀が好きだよね~なんで?」「エレベーターが閉まるときにおじぎするよね~日本って感じがする~」

などと言われたことも一度や二度ではない気がします。

ちなみに日本では電話を切るとき「失礼致します」などというのが普通うだと思いますが、台湾ではビジネスの電話でもさよならの挨拶は「バイバーイ」とか「バーイ」とちょっと楽しげ。

某航空会社の50代のマネージャークラスと電話をしていて最後に「バイバーイ』と言われたときは、おお!この人も!とちょっと笑ってしまいました。

台湾はフランクでビジネスでも人と人の距離が近いと思います。

本音と建前

日本の人は裏がある。思っていることを言わない。

そんなあまりうれしくないイメージもしっかりとついています。

台湾の人たちは社交辞令というものがとっても少ない気がします。

もちろん相手のことは考えていますが、物言いはストレート。正直なんですね。

これは台湾にいる日本人たちにも共通認識として広がっています。

特に台湾人と付き合っていたり、結婚したりしている男性からは「台湾の女性は物事をはっきりいうから、きついときもあるけど何を考えてるかわかりやすくていい」という言葉をよく聞きました。

日本の女性は、思っていることを遠回しに伝えたり、言いたいことを言わないで、ためてためて猛烈に怒るひとが多い(とわたしも感じます)らしいです。

本音で喋ってくれる台湾人とのほうが付き合いやすいと日本人にも思われるほど、日本人は裏のある人達だと思われているみたいですよ(笑)

男性が偉そう

これもよく言われました。

日本人の男性って優しくないんでしょ?男の人が偉いって風潮なんでしょ?って台湾の男女からよく聞かれました。

最近はそんなこともないような気がしますがいかがでしょうか?

ちなみに台湾人は男性が女性にかなり優しいので、台湾人から見ればおそらく日本の男性はほとんど亭主関白に見えるでしょう。

デートのときの荷物持ちは当たり前。彼女のキラキラのかわいいかばんも男子が持ちます!

彼女のお出かけ(彼との用ではない)の送り迎えも当たり前。バレンタインも七夕も、ホワイトデーまで女子にプレゼントする!台湾人男性。

尽くして当たり前な台湾人が優しすぎるんじゃない?と日本人的には思ったりもします。笑

女性がやさしい

これは非常によく聞きました。台湾人女性ははっきりしていて、ともすればきつい。

さらに女性はつくされるのが当たり前と考える人が多いのに対して、日本人女性は控えめで優しく男性を立てる!

そんな考えが浸透していて日本人女性とお付き合いしてみたいという台湾人男性は多いそうです。

日本人女性はモテる。とよく聞きました。実際に台湾の方とお付き合いしている留学生も多かった!

え?私?・・・残念ながら台湾人男性と仲良くなる機会には恵まれませんでした。笑

そもそも台湾顔だから日本人として見られていなかった可能性もあります。笑

エロい・スケベ・変態

なんで?どうして?なのですが、台湾ではエッチな商品を扱うお店はそこら辺にたくさん有るのですが(笑)、いろんな規制がありアダルトビデオを作ったり販売することは難しいようです。

そこで登場するのが日本のAV。

海賊版のDVDがこっそりでも大量に売られているのです。

もしくは違法な動画をインターネットで見ていたり。

台湾人男性にとっては、「エロ」といえば「日本」になってしまっているそうです。

AVの世界が普通だと思われたらそりゃ日本人は変態だし、エロいし、スケベですよね・・・。

うーん。大いなる誤解。

ちなみにAVの影響か日本人女性は実はすぐに落とせると思われているようで、軽いイメージを持たれているところもあります。

(もしかしてだからモテるのか?)

 

台湾人女性がみた日本『台湾から嫁に来まして。』

台湾のお友達から推薦されました(笑)

jj

さて、上記では私が台湾で感じていた台湾人の日本人に対するイメージをまとめました。

では、実際に日本に住んでいる台湾人はにほんのことをどう見ているのでしょうか?

そんな疑問の一端に答えてくれるのが一人の台湾人女性を通してみた日本について書かれた『台湾から嫁に来まして。』です。

台湾のお友達(日本語上手)からこの本を推薦されて、旅行時に購入。

イラスト付きのエッセイになっていてサラッと読めてしまいます。

台湾では2015年現在シリーズが3冊販売されています。日本で販売されているのは今のところ最初の1冊だけのようです。

気になる「台湾から嫁に来まして」の内容は・・・

作者の女性・接接(ジェジェ)は台湾のゲーム会社に務める女子。台湾に出張に来た東京支社の日本人のことが気になりSNSアカウントを交換。

見事!?交際に発展し、彼に呼ばれて日本に来てしまいます。

五十音もできないのに!!

そんなジェジェが日本で奮闘する様と、その中で感じる「日本人て変よね?」と思うポイントに大爆笑。

もともと台湾の人向けに書かれているので変よねポイント=台湾人の共感ポイントであり、台湾人が「ここがヘンだよ日本人」と感じていることがわかりやすく書かれています。

【一例】

飲み会だと豹変する日本人。親しくなっても次の日のテンションは元通り。

2次会、3次会と飲む場所を変えたがる日本人(台湾には2次会、3次会という概念はないかも・・・)

台風なのにどうやっても仕事に行く日本人(台湾は政府が決めて休みになったりする)。

レストランで残ったものを持ち帰らない日本人(台湾は持ち帰るのが一般的)

弁当が冷たい、台湾の弁当に比べると彩りがキレイ!小さい!足りるの?(台湾のお弁当はおかずが茶色い(笑))

などなど。

私は中国語版しか読んでいませんが、たくさん笑わせていただきましたよ。

日常の中の驚きが面白いですし、なるほどな~と納得させられます。

夫の大王氏(日本人)が日本人の中でもちょっと変わった部類じゃないのか?という疑問が残るのが1点。(でもジェジェさんは大王のこと大好きみたいです。笑)

翻訳がもっと彼女の語り口を活かしてできればよかったのになーって2点め。

上記2点がちょっとひかかるかなっと思いましたが、それを差し引いても面白いと思います。

大型書店やアマゾンなどで購入できるようです。

 

 

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